図書館員による、図書館員のためのオープンアクセスに関するブログ“OA Librarian”を執筆しているモリソン(Heather Morrison)氏が、図書館情報学文献のオープンアクセス誌の比率を「30%」であると算定し、ちょっとした話題を呼んでいます。
この30%という値は、オープンアクセス誌の総合リンクを構築しているDOAJ(Directory of Open Access Journal)に登録している図書館情報学系雑誌が75誌であり、雑誌の総合的なダイレクトリであるUlrich’sに登録されている図書館情報学系雑誌が246誌であることから算出したものです。また2006年に刊行されたものは、Ulrich’sが9誌、DOAJが8誌と、年々、OA誌として刊行される雑誌が増えていると推測できます。
「これはただ単に雑誌のタイトル数を計算したもので、出版社・雑誌レベルでのマッチングをしているわけではないが、それにしても30%という数字は印象的である」、とイリノイ大学アーバナ・シャンパーン校のブログ“Scholarly Communication”は記しています。
LIS literature and the gold road: 30% there!
http://oalibrarian.blogspot.com/2007/08/lis-literature-and-gold-road-30-there.html
Library & Information Science Journals – 30% are Open Access
http://www.library.uiuc.edu/blog/scholcomm/archives/2007/08/library_informa.html