リンクリゾルバ“S・F・X”や統合検索システム“MetaLib”などで知られるイスラエルの図書館システムベンダー・Ex Libris社が、日本市場への販売展開を拡大する旨のプレスリリースを出しています。
これまでは、日本のユサコ株式会社が代理店としてEx Libris社の製品を販売していましたが、新たに株式会社リコーとユサコ株式会社の2社が、Ex Libris社製品の販売・サポートの提供に共同で取り組むことになりました。大学図書館向けシステム大手のリコー、Ex Libris社の製品を含む電子コンテンツの提供で知られるユサコと連携することで、日本市場でのプレゼンスを高めていきたいと、Ex Libris社は語っています。
なおEx Libris社の電子情報資源管理システム(ERMS)「Verde」を、慶應義塾大学が導入したことも発表されています。
Ricoh to Promote Ex Libris Digital and Electronic Library Products in Japan – Ex Libris
http://www.exlibrisgroup.com/newsdetails.htm?nid=541
リコーとユサコ、世界的な図書館システムベンダー「Ex Libris」社製品の国内販売で提携 – 株式会社リコー
http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/other/2007/0704.html
「Ex Libris」社製品の大学・学術機関向け販売において提携 – ユサコ株式会社
http://www.usaco.co.jp/products/ex_libris/index.html
Keio University Becomes First Ex Libris Verde Customer in Japa n – Ex Libris
http://www.exlibrisgroup.com/newsdetails.htm?nid=539
参考:
CA1482 (No.274) – 動向レビュー:OpenURLとS・F・X / 増田豊
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=913
E641 (No.105) – 2006年から2007年へ: 図書館システム市場の動向は?
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=658