2005年10月に創刊された雑誌“Nature Physics”創刊号の記事を素材に、研究者がどの程度、出版社が定める公開猶予期間(embargo)を遵守しているかを、英国サザンプトン大学の研究者がまとめています。
刊行直後にウェブを検索したところ、掲載されていた8本の論文のうち、7本の著者最終版を発見し、うち6本は主に物理学系の主題リポジトリ“arXiv”に登録されていたそうです。さらに登録日を調査したところ、4本の論文が、刊行日より以前に登録されていたそうです。
Author compliance with publisher open access embargoes: a study of the journal Nature Physics
http://eprints.ecs.soton.ac.uk/13930/01/Nature_Physics_article.pdf
Self-archiving and citation impact during an embargo period
(Peter Suber, Open Access News 2007年4月29日記事より)
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2007_04_29_fosblogarchive.html#183827174191073349