2011年までに公共図書館が取り組むべき課題とは?(英国)

英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が、公共図書館サービスのさらなる改善に向けて、2011年までに取り組むべき課題をまとめた諮問文書“A blueprint for excellence− Public Libraries 2008−2011”を公表しました。

この文書は、現代の公共図書館に求められる役割と、人々が期待している中心的なサービスについて、広く理解してもらうことを目的として作成されました。公共図書館の目的、鍵となる役割、改善のための8つの重要課題、成功のために不可欠な要素、人々から優れていると見なされる状態、2008〜2011年の行動計画と求められる成果、といった順で、具体的にどのような行動が必要なのかがわかるように提案されています。

なおこの文書は5月まで一般のコンサルテーションに付されており、セミナーや討論会も行われる予定のようです。6〜7月に内容を改定した後、秋から公共図書館のプロモーションキャンペーンを始めるとのことです。

MLA looks for excellence in the public libraries of England
http://www.mla.gov.uk/webdav/harmonise?Page/@id=82&Document/@id=27266

A blueprint for excellence Public Libraries 2008-2011
http://www.mla.gov.uk/resources/assets//B/blueprint_11126.pdf

参考:
MLA、公共図書館に関する3か年の実行計画の評価報告書を発表
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3026

E056 (No.10) – DCMS,英国公共図書館サービスの戦略ビジョンを発表
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=62