英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が運営する、公共図書館のオンラインサービスプログラム“People’s Network”は2006年、家族での図書館利用を推進するために、家族が図書館のどのような点を評価しているか、図書館がより良くなるために必要なものは何だと見なしているかについて調査する“Families Love Libraries”キャンペーンを行いました。その結果を、子どもの描いたイラスト付きで示すブックレットが公開されています。
この調査では、図書館の良いところとして、親しみのあるスタッフ、無料の家族イベント、コンピュータや本などへのアクセスの提供、地域の他の家族と出会える機会・空間の提供などが挙がったとのことです。もっと良くなるために必要なものとしては、働いている親も参加できるような週末・夜の家族イベント、家族に対するITトレーニング、録音図書を一緒に聞ける場所、家族向け図書館カード、トイレ・おむつ交換台・哺乳瓶を温める装置・カフェ・冷水機などの設備、子どもが二人乗れるベビーカーでも利用しやすい環境などが挙がりました。ブックレットでは最後に、図書館のサービスが家族の学習を大きく支援できることを訴えかけています。
why families value libraries: Families Love Libraries booklet
http://www.peoplesnetwork.gov.uk/staff/documents/Families%20Love%20Libraries%20booklet.pdf
Families Love Libraries
http://www.peoplesnetwork.gov.uk/familieslovelibraries.html
Why Families Love Libraries – MLA News
http://www.mla.gov.uk/webdav/harmonise?Page/@id=82&Document/@id=26302