オハイオ州の9つの公共図書館は、運営資金の約4倍の経済効果をもたらしているとの調査報告が出され、地元のニュースでこれが報じられています。
9館の資金の90%以上がオハイオ州からまかなわれていますが、景気の低迷のために5年前に削減されていました。この資金難の状況下でも図書館サービスへの要求は高まっていることから、“図書館の価値を金銭的に算出するため”、9館が協同して研究を行ったそうです。
報告書では、2005年の累積支出7,440万ドルに対し、その直接経済効果は2億8,360万ドル(注)であったと伝えています。またこのほかに、図書館が所有している情報を利用することによって得られる間接的利益については、換算されてはいないものの、質的な利益として別項で言及されています。
注:数値は報告書本体のものを用いています。
Southwestern Ohio’s Return from Investment in Public Libraries
http://9libraries.info/docs/EconomicBenefitsStudy.pdf
http://www.cincinnatilibrary.org/news/2006/economicbenefitslibraries.html
http://9libraries.info/
Study Shows Libraries Add Economic Benefits(Reported by: 9News, 12/8/2006)
http://wcpo.com/news/2006/local/12/08/library_study.html