The FRBR Blogによると、オーストラリア国立図書館のフィッチ(Kent Fitch)氏が、オーストラリア全国書誌データベース(総合目録を兼ねている)のデータ1,600万件のコピーを用いて、新しいOPACサービスの実験を行っているようです。関連性表示、件名・刊行年によるファセットでの絞り込み、正しいスペル候補の表示、(複数形など)語尾を意識しないマッチング、検索結果のRSS化、タグクラウドの表示など、多くの機能を備えたプロトタイプが公開されています。これまで課題だった、同定・統合漏れした各館のデータに関しては、OCLCの“FRBR Work-Set Algorithm”を用いて「FRBRモデルのように」(FRBR-like)グルーピングして表示することが試みられています。
Library Labs
http://ll01.nla.gov.au/
20 October 2006付けThe FRBR Blogの記事
http://www.frbr.org/2006/10/20/nla