国際十進分類法(Universal Decimal Classification: UDC)が現在、どのくらい使用されているかを調査したレポート(Journal of Documentation誌に掲載される論文のプレプリント)が、dLISTで公開されています。すべての図書館を調査したわけではないが、UDCの使用が減ってきているという傾向がわかったとのことです。
この調査では、208か国の図書館情報学専門家への電子メールインタビューと、文献やUDCのディストリビューターが提供している情報から、各国のUDCの使用状況を「A」(大多数の図書館が使用している主流の分類法である)、「B」(特定の館種で使用されており、主流ではなく傍流である)、「C」(ほとんど使われておらず、図書館情報学教育でもほとんど教えられていない)の3段階に分類しています。ちなみに日本は「B」に分類されています。
Slavic, Aida (2006). Use of the Universal Decimal Classification: a worldwide survey.
http://dlist.sir.arizona.edu/1555/
October 18, 2006付けResourceShelfの記事
http://www.resourceshelf.com/2006/10/18/research-use-of-the-universal-decimal-classification-a-worldwide-survey/