2022年10月13日付の米・Miami Herald紙に、記事“Hurricane Ian broke the Internet in Florida — but people found a way to get wireless”が掲載されました。
フロリダ州はハリケーン「イアン」により甚大な被害を受け、インターネットも破壊されました。記事では、こうした状況下において地域の図書館が開館してインターネットへのアクセスを提供していることが紹介されています。仕事のビデオ会議などインターネットを必要とする人が訪れたことで、図書館の一日の来館者数はハリケーン前の3倍になったと述べています。通常11人で運営しているこの図書館は、閉鎖されている他の図書館職員を加えて19人で対応に当たっているとあります。
ハリケーン後、自宅に籠って仕事をしていると気が滅入るという理由で来館してくる人もいるとし、同図書館の管理担当者(supervisor)は、今回の事態は必ずしも日常業務ではないものの、地元の図書館としてなすべきことのために立ち上がっているとしています。
Hurricane Ian broke the Internet in Florida — but people found a way to get wireless(Miami Herald, 2022/10/13)
https://www.miamiherald.com/news/weather/hurricane/article267248702.html
参考:
米国図書館協会(ALA)、ハリケーン・フローレンスの被害を受けた図書館及び住民の支援活動を実施中であることを発表
Posted 2018年9月18日
https://current.ndl.go.jp/node/36674
米国図書館協会、ハリケーン・ハービーの被害を受けたテキサス州で、州図書館協会や州立図書館と連携し、救援活動を支援
Posted 2017年8月29日
https://current.ndl.go.jp/node/34584
米・ルイジアナ州南部で発生した洪水と図書館:図書館による被災住民の支援活動
Posted 2016年9月9日
https://current.ndl.go.jp/node/32508