Internet Archive(IA)、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブコレクション“COVID-19 Web Archive”を公開

2022年10月11日、Internet Archive(IA)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するウェブアーカイブコレクション“COVID-19 Web Archive”を公開したと発表しました。

発表によると、IAのウェブアーカイブコレクション構築サービスArchive-Itは、COVID-19を記録するウェブ上で公開された情報の保存に取り組む機関や地域に対して、無料または補助金付きのツール、トレーニング、コミュニティ支援を、2020年4月から提供していました。

今回公開された“COVID-19 Web Archive”では、125以上の図書館、アーカイブズ、文化遺産関係機関らによる、160以上のウェブアーカイブコレクションが提供されています。発表時点では、ウェブページ15億件以上、約90ペタバイトのデータが保存されていると述べています。また、米国救済計画(ARP)の一環で博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの支援を受けて構築されたとあります。

Introducing the COVID-19 Web Archive(IA, 2022/10/11)
https://blog.archive.org/2022/10/11/covid-19-web-archive/

COVID-19 Web Archive
https://covid19.archive-it.org/

参考:
Internet Archive(IA)と国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)、「新型コロナウイルス感染症」の拡大に関するウェブ上の公開情報源のアーカイブ化を実施中
Posted 2020年2月25日
https://current.ndl.go.jp/node/40312

国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブ“Novel Coronavirus (COVID-19) ”を公開
Posted 2020年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/40537

E2431 – コロナ禍における米国の図書館支援政策
カレントアウェアネス-E No.422 2021.10.14
https://current.ndl.go.jp/e2431