2022年9月21日、世界各国の150あまりの大学出版局が参加するAssociation of University Presses(AUPresses)は、学術書の査読に関するハンドブック“Best Practices for Peer Review of Scholarly Books”の第2版の公開を発表しました。
同ハンドブックの初版は、学術書の査読に関する厳密なプロセス構築の取組を明示するものとして、2016年に公開されました。発表によると、今回公開された第2版は、特に新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経た編集者・研究者の働き方の変化といった、実践における進化や、より公平な査読の実施への注目度の高まりを踏まえて作成されました。
Revised Peer Review Handbook Debuts(AUPresses, 2022/9/21)
https://aupresses.org/news/revised-peer-review-handbook-debuts/
BEST PRACTICES FOR PEER REVIEW
https://peerreview.up.hcommons.org/
参考:
米国大学出版協会、高品質なピアレビューの基準を概説したハンドブックを公開
Posted 2016年6月9日
https://current.ndl.go.jp/node/31769
CA2001 – 動向レビュー:オープン査読の動向:背景、範囲、その是非 / 佐藤 翔
カレントアウェアネス No.348 2021年06月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2001
CA1829 – 査読をめぐる新たな問題 / 佐藤 翔
カレントアウェアネス No.321 2014年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1829