米国図書館協会(ALA)が発行するamerican libraries誌の2022年9月/10月号において、利用者のニーズに効果的に対応した革新的で興味深い建築を表彰する“2022 Library Design Showcase”が発表されています。
今年の対象は、昨年と同様、パンデミック下で完了した建築プロジェクトとあります。山積する課題や傾向の変化にも関わらず、屋外プログラムやいかなる現実にも適用可能な可変性を備えた、美しく新しい施設と空間が一般に公開され続けているとし、環境への配慮・グリーンスペースの取り入れなどの観点から13館が選ばれています。記事では各館の簡単な説明と、建築家、面積、費用などの情報がまとめられています。
選ばれた13館は以下の通りです。
・フルトン郡図書館システム中央図書館(ジョージア州)
・シャーロット・アンド・ウィリアム・ブルームバーグ・メドフォード公共図書館(マサチューセッツ州)
・クリントン-マコーム公共図書館北分館(ミシガン州)
・セント・ジョー郡公共図書館本館(インディアナ州)
・カンザス州立大学ヘイル図書館(カンザス州)
・アリゾナ大学図書館本館およびアルバート・ B. ウィーバー理工学図書館(アリゾナ州)
・トロント大学図書館ロバーツ・コモン(カナダ)
・キャロル郡公共図書館(メリーランド州)
・パスコ郡図書館スターキー・ランチ劇場図書館文化センター(フロリダ州)
・セビア郡公共図書館システム・ウィリアムズ・ファミリー・シーモア分館(テネシー州)
・コンヤーズ-ロックデール図書館システム(ジョージア州)
・ミズーラ公共図書館本館(モンタナ州)
・ソルトレイク郡図書館デイブレイク分館(ユタ州)
2022 Library Design Showcase(american libraries, 2022/9/1)
https://americanlibrariesmagazine.org/2022/09/01/2022-library-design-showcase/
2022 Library Design Showcase. american libraries. September/October 2022, 53(9/10), p. 20-27. [PDF:52ページ]
https://digital.americanlibrariesmagazine.org/html5/reader/production/default.aspx?pubname=&edid=68a61073-0eba-470e-8481-e424f2a48819
参考:
図書館デザインショーケース2021(米国)(記事紹介)
Posted 2021年9月3日
https://current.ndl.go.jp/node/44738