Europeana Proに、2022年5月10日付けで記事“How the Quarantine Archives supported documentation of the pandemic in Belgium”が掲載されました。
2020年春の最初のロックダウンの際に開始された、ベルギーの新型コロナウイルス感染症関連のアーカイブプロジェクト“Quarantine Archives”について紹介されています。同プロジェクトは、アーキビストと市民に、コロナ禍の記録を保存する重要性を認識させること等を目的としています。2021年12月時点でベルギーの資料3,000点以上が収集されたとあります。
記事によると、ベルギーのフランス語圏アーキビスト協会(Association des archivistes francophones de Belgique:AAFB)と、フランドル地方の図書館員やアーキビストが構成する“Vlaamse Vereniging voor Bibliotheek, Archief & Documentatie”により、2020年4月14日にプロジェクトのプラットフォームが構築されました。また、プラットフォームはチュートリアルやポッドキャストによるアーキビストの情報共有の場となっていること、2022年3月には収集された写真や映像等約40点を用いたバーチャル展示を公開したこと等が述べられています。
同プロジェクトの今後の計画として、より広範なウェブツールとなり、社会におけるアーカイブズの横断的課題を一元化すること等を挙げています。
How the Quarantine Archives supported documentation of the pandemic in Belgium(Europeana Pro, 2022/5/10)
https://pro.europeana.eu/post/how-the-quarantine-archives-supported-documentation-of-the-pandemic-in-belgium
Archives de Quarantaine
https://archivesquarantainearchief.be/fr/