2022年4月22日、デジタル庁がベース・レジストリのパイロット事業として進めている「レジストリカタログ」と「アドレス・ベース・レジストリ」の実証サイトを公開したと発表しました。
発表では、ベース・レジストリの定義について「公的機関等で登録・公開され、様々な場面で参照される、人、法人、土地、建物、資格等の社会の基本データであり、正確性や最新性が確保された社会の基盤となるデータベース」と説明しています。
ベース・レジストリ整備の意図として、行政手続のワンスオンリー実現といった社会全体の効率性向上や、スマートシティ等の新しいサービスの創出のためには、マイナンバーや地理空間情報など社会全体の基盤となるデータを整備・活用することが必要であることが述べられています。
公開された「レジストリカタログ」では、ベース・レジストリを中心とした政府機関のデータのうち、オープンデータとして公開可能なものが掲載されています。「アドレス・ベース・レジストリ」では、町字マスターデータ(試験公開版)が公開されています。
公開されたデータは、一部コンテンツを除いて、出典の記載等いくつかの条件を満足した上で、複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。また、商用利用も可能です。
ベース・レジストリのパイロット事業における実証サイトの公開を開始しました(デジタル庁, 2022/4/22)
https://www.digital.go.jp/news/KgQ8ac8h/
参考:
デジタル庁、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」の改定に向けた意見募集を実施中
Posted 2022年4月21日
https://current.ndl.go.jp/node/46028
デジタル庁、GIGAスクール構想についてのアンケートの取りまとめ結果を公表:学校図書館にも言及
Posted 2021年9月7日
https://current.ndl.go.jp/node/44758