2022年2月2日、Wiley社が、デンマーク王立図書館と4年間の転換契約を締結したことを発表しました。
デンマークの研究者による、エンバーゴ無しで著作権を保持した状態でのオープンアクセス(OA)出版を可能にするものであると述べられています。今回の契約締結により、デンマーク王立図書館のコンソーシアムに参加する34機関に所属する研究者は、同社が刊行する全てのジャーナルへのアクセスが可能となり、また、年間1,100件以上のOA論文が発表される予定であるとしています。
Wiley and the Royal Danish Library Sign Open Access Agreement(Wiley, 2022/2/2)
https://newsroom.wiley.com/press-releases/press-release-details/2022/Wiley-and-the-Royal-Danish-Library-Sign-Open-Access-Agreement/default.aspx
Ny stor forlagsaftale(Det Kgl. Biblioteks)
https://www.kb.dk/aktuelt/ny-stor-forlagsaftale
Wiley aftale 2022-25(Det Kgl. Biblioteks)
https://pro.kb.dk/licensservice/wiley-aftale-2022-25
参考:
Elsevier社、デンマークのコンソーシアムと転換契約を締結
Posted 2021年1月29日
https://current.ndl.go.jp/node/43141
CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1977