2022年1月11日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館データのオープン化に関する声明の公開を発表しました。
発表の中では、正確かつタイムリーなデータは意思決定にとって重要であるものの、図書館データの収集が行われていない場合や、収集頻度が低い場合、公開されていない場合があると指摘しています。これを踏まえ、全ての政府に対して、図書館とその利用に関するデータの収集の実施・支援とデータの公開を求めるとあります。
その他、声明の中では、政府および関係機関に対し、データ収集に資金が必要な場合は既存の予算に追加すること、FAIR原則に則ってデータを公開すること、“Library Map of the World”へ図書館データを提供すること、家計調査に図書館に関する項目を設けること等を推奨しています。
IFLA Releases Statement on Open Library Data(IFLA, 2022/1/11)
https://www.ifla.org/news/ifla-releases-statement-on-open-library-data/
IFLA Statement on Open Library Data
https://repository.ifla.org/handle/123456789/1842
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、“Library Map of the World”に国別ページを開設
Posted 2018年8月27日
https://current.ndl.go.jp/node/36538
E2052 – FAIR原則と生命科学分野における取組状況
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
https://current.ndl.go.jp/e2052