CABI、検索式共有のためのプラットフォーム“searchRxiv”を立ち上げたことを公表

2021年12月17日、情報提供や農学・環境学の専門知識適用によって人々の生活を向上させることを目的とする国際的な非営利団体Centre for Agriculture and Biosciences International(CABI)が、プラットフォーム“searchRxiv”を立ち上げたことを発表していました。検索式や検索したデータベース等についての情報といった検索方法を共有することができるプラットフォームです。

同プラットフォームの利用は無料で、アカウントを作成すると検索方法の投稿や公開された検索方法へのコメント付与が可能です。アカウントを作成していない利用者でも検索方法の検索や閲覧が可能です。

同プラットフォームは以下のように研究者に役立つと説明されています。

・検索方法を公開し、関係者の信用を確保する
・検索方法のDOIを取得し、引用を可能にする
・検索方法を一貫した形式で共有し、他の人が再利用できるようにする
・検索方法に対してコメントし、検索を改善する
・検索方法を公開論文にリンクさせることができる
・ベストプラクティスに基づいた検索戦略の構築が容易になる
・検索方法を横断的に検索することで、自分のテーマに関連する検索方法の発見が容易になる

Newly launched searchRxiv builds search community to foster easier, quicker research(CABI, 2021/12/17)
https://blog.cabi.org/2021/12/17/newly-launched-searchrxiv-builds-search-community/

searchRxiv
https://searchrxiv.org/

参考:
英CABI、オープンアクセス図書事業を開始
Posted 2016年7月26日
https://current.ndl.go.jp/node/32162

医学分野のシステマティックレビュー・メタアナリシスにおける文献検索手順記録方法の指針“PRISMA-S”(文献紹介)
Posted 2021年2月22日
https://current.ndl.go.jp/node/43342