2021年12月6日、国公私立大学図書館協力委員会は、同委員会の大学設置基準改正タスクフォースが作成し、文部科学省へ4月21日付で送付した大学設置基準改正試案を、ウェブサイトで公開していると発表しました。
以前の大学設置基準における大学図書館に関する規定は紙の資料を来館者に提供することのみを前提としていること、新型コロナウイルス感染症への対応の影響で、大学図書館はデジタル化の加速に加えて「場」としての図書館の再構築も迫られていること等を指摘しています。
電子的な学術情報等への資料の範囲の拡大、学内で生成された情報についての記載の追加をはじめとした改正が提案されています。
大学設置基準改正タスクフォースによる文部科学省への資料提出について(国公私立大学図書館協力委員会, 2021/12/6)
https://julib.jp/blog/archives/3178
大学設置基準(図書館に関する部分)の改正の検討について(依頼)[PDF:1ページ]
https://julib.jp/docs/university-establishment-standards
大学設置基準改正タスクフォース(大学設置基準改正試案)(国公私立大学図書館協力委員会)
https://julib.jp/docs/university-establishment-standards
2040 年の⾼等教育に対応しうる⼤学図書館像を踏まえた⼤学設置基準の改正の検討について[PDF:2ページ]
https://julib.jp/wp-content/uploads/2021/12/e7cd88539ea38d8dab3d7607d6910c12.pdf
⼤学設置基準(昭和 31 年⽂部省令第 28 号)国公私⽴⼤学図書館協⼒委員会改正試案新旧対照表(関係部分)[PDF:2ページ]
参考:
日本私立大学連盟、提言「ポストコロナ時代の大学のあり方」における図書館等の記述に関する日本図書館情報学会宛の説明文書を公開
Posted 2021年10月22日
https://current.ndl.go.jp/node/45043