【イベント】シンポジウム「図書館と社会融合:社会に開かれた情報資源」(12/4、6、7・オンライン)

2021年12月4日、12月6日、12月7日に、九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻と同大学アジア・オセアニア研究教育機構文化変動クラスターの主催により、シンポジウム「図書館と社会融合:社会に開かれた情報資源」がオンラインで開催されます。

図書館における図書以外の資料の収蔵・利活用に焦点を当て、社会に開かれた情報資源の拠点という図書館の役割の再検討を行うシンポジウムです。また、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)や市民科学等、図書館を通じた社会課題の解決という視点も含め、図書館と情報化・多様化した現代社会の融合を情報提供という観点から議論するとあります。

参加には事前の申し込みが必要です。

日程と登壇者は以下の通りです。

●12月4日
セッション1:図書館とボードゲーム
司会:松岡梨沙氏(ウニゲームス)
報告:
・「国内外の図書館におけるゲーム利用の全体像」日向良和氏(都留文科大学)
・「ゲームで社会にふれる。ゲームで社会を考える。」石田喜美氏(横浜国立大学)
討論:高倉暁大氏(熊本県立大学図書館)

●12月6日
セッション2:図書館とSDGs
司会:北原秀治氏(東京女子医科大学)
報告:「ソンダーと共生社会―スマイルブックプロジェクトからつながる世界」細田満和子氏(IAFA)、八代江津子氏(IAFA)、広本ケビン氏(IAFA)
討論:大賀哲氏(九州大学)

セッション3:図書館とディベート
司会:上土井宏太氏(九州大学附属図書館)
報告:
・「「偶然」はデザインできるのかーディベート活動における図書館の役割変遷」久保健治氏(ヒストリーデザイン)
・「高校ディベートと図書館」瀧本未知湖氏(福岡県立香住丘高校)
討論:加藤彰氏(九州大学)、漆さき氏(大阪経済大学)、前田稔氏(東京学芸大学)

●12月7日
セッション4:図書館と市民科学
司会:渡邊由紀子氏(九州大学附属図書館)
報告:
・「研究活動の担い手拡大に向けたシチズンサイエンスの活用と図書館への期待」岸村顕広氏(九州大学大学院工学研究院)
・「市民科学に資する図書館の拡張-公共図書館と大学図書館の連動を中心に」岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド)
討論:春日匠氏(科学・政策と社会研究室)、トモコ・スティーン氏(ジョージタウン大学)

シンポジウム「図書館と社会融合:社会に開かれた情報資源」(2021年12月4日・6日・7日開催)(九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻, 2021/11/25)
https://www.ifs.kyushu-u.ac.jp/lss/2021/11/25/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%A8%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E8%9E%8D%E5%90%88%EF%BC%9A%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AB%E9%96%8B%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%83%85%E5%A0%B1%E8%B3%87%E6%BA%90/
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/sites/default/files/top/poster_v3.pdf#overlay-context=ja/events/44963
※2つ目のリンクはチラシ[PDF:2ページ]です。

参考:
CA1888 – 動向レビュー:図書館で「ゲーム」を行なう / 井上奈智
カレントアウェアネス No.330 2016年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1888

CA1964 – SDGsと図書館 ―国内の取組から― / 中村穂佳
カレントアウェアネス No.342 2019年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1964