2021年11月2日、フランス農業開発研究国際協力センター(CIRAD)のオープンリポジトリ“Agritrop”で、ブルキナファソのオープンサイエンスに関するアンケート結果の報告書が公開されました。
同調査は、科学技術情報を提供する大学や研究機関により構成されるブルキナファソの機関“Réseau pour la Mutualisation de l’information Scientifique et Technique”(ReMIST)により、2020年6月から12月に実施され、160件の回答が寄せられました。
報告書には、オープンアクセス(OA)やオープンサイエンスに対する認識、OAリソースの利用状況、OA出版経験、OA出版の障壁等についての回答集計結果の他、OA雑誌の認識を高めることをはじめとした推奨事項がまとめられています。
結論の箇所では、ブルキナファソの研究関係者はオープンサイエンスのメカニズムを知らないため利点を十分にいかせていない一方、関心は持っているということが指摘されています。また、オープンサイエンスを支援し、知識への自由なアクセスに関する世界的な潮流に沿った国家的な取組が必要であると述べています。
Enquête sur la science ouverte au Burkina Faso : résultats et propositions(Agritrop, 2021/11/2)
https://agritrop.cirad.fr/599458/
https://agritrop.cirad.fr/599458/1/Remist-Enquete-science-ouverte-BF-041021.pdf
https://agritrop.cirad.fr/599458/7/Poster-Science-ouverte-Burkina-BD.pdf
※2つ目のリンクが報告書の本体[PDF:533KB]、3つ目のリンクが結果の概要をまとめたポスターです。
参考:
アフリカで出版される健康・医学分野の学術雑誌におけるオープンアクセス化のインパクト(文献紹介)
Posted 2017年10月24日
http://current.ndl.go.jp/node/34886