米・プリンストン大学図書館、中世初期のコインの鋳造場所や移動を可視化するウェブアプリケーションの公開を発表

2021年8月16日、米国のプリンストン大学図書館は、同大学が中心となって進めるプロジェクト“Framing the Late Antique and Early Medieval Economy (FLAME)”が、アフロ・ユーラシア西部のコイン70万以上の鋳造場所と移動について、デジタル化・可視化を行ったと発表しました。あわせて、ポルトガルからインドにかけての地域におけるコインの動きを可視化するウェブアプリケーション“Circulation Module”の公開を発表しています。

同プロジェクトは、中世初期(325年から750年まで)の経済に関するデータの提供を目的としています。発表によると、ウェブアプリケーション上のデータは、5年間にわたり、35人の研究者が構成するプロジェクトチームにより作成されました。

Over 400 years of coins digitized and visualized in Princeton University’s FLAME database(Princeton University Library, 2021/8/16)
https://library.princeton.edu/news/general/2021-08-16/over-400-years-coins-digitized-and-visualized-princeton-university%E2%80%99s-flame

Framing the Late Antique and Early Medieval Economy
https://coinage.princeton.edu/

Circulation application
https://coinage.princeton.edu/circulation-application/