LCSHの見直しについて−LC目録政策及び支援局長へのインタビュー

米国議会図書館(LC)の件名標目表(LCSH)に対しては、大学図書館を中心に活躍したライブラリアン、バーマン(Sanford Berman)氏が、その差別的要素に対して批判を加えてきました。LCも、件名の見直しを行って、この批判にある程度応えてきました。最近でも、ベトナム戦争に関する件名標目が、「Vietnamese Conflict, 1961-1975」から「Vietnam War, 1961-1975」に変更されました。

このような件名標目の見直しについて、米国で評判の図書館ブログ“Library Juice”のリトウィン(Rory B. Litwin)氏(ミネソタ・ドゥルース大学図書館副館長)が、LC目録政策及び支援局(Cataloging Policy and Support Office)長のティレット(Barbara Tillett)氏に対して行ったインタビューが掲載されています。件名標目についてのティレット氏及びLCの考え方、対応方針、認識している課題(過去の資産との整合性、政府の立場の影響など)を知ることができます。

Interview with Barbara Tillett – Library Juice
http://libraryjuicepress.com/blog/?p=115

参考:
CA905 (No.170) – 件名とフェミニズム:「女性」に関するLCSH / 中井万知子
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=300