英国図書館(BL)とシンガポール国立図書館委員会(NLB)によるデジタル化プロジェクトが完了

2021年5月3日、英国図書館(BL)が、シンガポール国立図書館委員会(NLB)と連携して2013年から進めていた、5年間のデジタル化プロジェクトが完了したと発表しました。

プロジェクトの初期はBLの所蔵するマレー語の手稿やシンガポールの古地図、トーマス・ラッフルズ(Sir Thomas Stamford Raffles)に関する資料に焦点が当てられていましたが、その後、ブギス語の手稿や東南アジアのコーランの写本も対象となりました。デジタル化した資料は、BLのウェブサイト“Digitised Manuscripts”やNLBの“BookSG”からアクセスできます。

発表によると、約120巻、約150点の手紙および文書からなるマレー語の手稿、約250の古地図、27巻のトーマス・ラッフルズに関する文書、ブギス語の手稿32冊、マカッサル語の手稿2冊、東南アジアのコーランの写本8冊のデジタル化が行われました。

Bollinger Singapore digitisation project completed(BL, 2021/5/3)
https://blogs.bl.uk/asian-and-african/2021/05/bollinger-singapore-digitisation-project-completed.html

Digitised Manuscripts
https://www.bl.uk/manuscripts/

BookSG
https://eresources.nlb.gov.sg/printheritage/index.htm

参考:
英国図書館(BL)とシンガポール国立図書館委員会(NLB)、トーマス・ラッフルズ関係資料等のデジタル化で合意
Posted 2013年8月20日
https://current.ndl.go.jp/node/24197