Elsevier社、抄録・引用文献データベースScopus搭載の1,650万件の論文に助成情報を付与

2021年4月12日、Elsevier社が、抄録・引用文献データベースScopusの1,650万件の論文に助成情報を付与したと発表しています。これにより、当該研究成果に助成を行った助成機関を詳細に確認することができるようになったとしています。

Funding Sponsorの検索結果のファセット機能を強化したことで、特定の助成機関から助成を受けた研究を同定することを容易にしたもので、助成機関の組織の階層構造を把握することで、助成機関の親機関名で検索すると、当該機関の下部組織が助成した研究成果を含む結果を得ることができるようになっています。

Improvements to funding data in Scopus: Now 16.5M articles with funding information and easier to identify funded research(Scopus,2021/4/12)
https://blog.scopus.com/posts/improvements-to-funding-data-in-scopus-now-165m-articles-with-funding-information-and-easier

参考:
Elsevier社の抄録・引用文献データベースScopus、2021年初頭までの開発の展望を示したロードマップを発表
Posted 2020年9月17日
https://current.ndl.go.jp/node/42031