人々に読書の楽しさを伝えるとともに、読書を通じてシンガポール人としての自己を見直し、異文化理解につなげてもらうことを目的としたシンガポール図書館委員会(NLB)の読書推進キャンペーン“Read! Singapore”が、5月25日から8月6日までの日程で行われています。
このキャンペーンでは、シンガポールの公用語である英語、マレー語、中国語、タミル語で書かれた図書がそれぞれ3冊ずつ、合計12冊の図書が推薦されています。このうち、各言語1冊は短編で、NLBが残りの3か国語に翻訳し、すべての公用語で読めるようにしています。異なった言語集団に所属する人ともいっしょに感想を語り合えるように、という配慮からです。
またこのキャンペーンの一環として、読書クラブを作ることが奨励されています。2005年にはタクシー運転手の読書クラブなど6クラブが結成されましたが、2006年はこれがさらに拡大し、ヘアスタイリストや美容師の読書クラブなどができ、全部で38クラブになったとのことです。
Hairstylists and beauticians among the 32 new reading clubs formed under READ! Singapore – ACCESS
http://aardvarknet.info/access/number57/othernews.cfm?othernews=04
READ! Singapore
http://readsingapore.nlb.gov.sg/