2021年1月2日、台湾・台南市永康区に、台南市立図書館の新本館が開館しました。
台湾・中央通訊社の日本語ニュースサイト「フォーカス台湾」による2021年1月2日付け記事によれば、地下2階・地上6階建ての施設であり、総工費は約19億台湾元(約70億円)、敷地面積は1.5ヘクタールです。同記事では、蔵書数は100万冊であり、日本統治時代の書籍も1万6,000冊余り所蔵していること等も紹介しています。
台南市政府による2020年12月22日付けの発表では、新本館の特色として以下のような点等が紹介されています。
・台湾で初めて料理教室用のスペースを設けた図書館であること
・独立系書店(原文「獨立書店」)が館内に出店している台湾初の図書館であること
・4階にメイカースペースを設けていること
・1階ホールに台湾最大規模の24時間セルフ貸出・返却スペースを設けていること
台湾の自由時報電子報による2020年12月22日付け記事では、新しくお披露目された同館のマスコット「蛙寶」が写真付きで紹介されています。同館が立地する台南市永康区で発見された台湾固有種のカエル「諸羅樹蛙」に基づいてデザインされています。
台南市立図書館の新本館がオープン 日本時代の書籍も1万冊超所蔵/台湾(フォーカス台湾, 2021/1/2)
https://japan.cna.com.tw/news/atra/202101020004.aspx
臺南市立圖書館新總館訂2021.1.2開幕啟用 黃偉哲邀請市民共享書香(臺南市政府, 2020/12/22)
https://www.tainan.gov.tw/News_Content.aspx?n=13370&s=7735442
南市圖新總館「10大特色」邀1/2開箱 吉祥物蛙寶吸睛(自由時報電子報, 2020/12/22)
https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/3389149
関連:
市圖總館(新總館)(臺南市立圖書館)
https://www.tnpl.tn.edu.tw/u5418428796382949586/a1
※台南市立図書館新本館のウェブページです。
参考:
台湾・新竹市立図書館の動物園分館がオープン(記事紹介)
Posted 2020年1月10日
https://current.ndl.go.jp/node/39931
台湾・新竹市図書館の新館建設計画:日本・台湾の合同チームによる設計(記事紹介)
Posted 2019年9月18日
https://current.ndl.go.jp/node/39061
台湾・台中市が計画する“Taichung Green Museumbrary”が2019年9月に起工:図書館と美術館の複合施設
Posted 2019年8月27日
http://current.ndl.go.jp/node/38881
注目を集める台湾・桃園市立図書館の新館建設(記事紹介)
Posted 2019年8月21日
http://current.ndl.go.jp/node/38836