首都圏の新型コロナウイルス感染症対策強化にともない、韓国国立中央図書館(NLK)を含むソウル特別市所在の文化体育観光部所管の図書館・博物館・美術館等が2020年12月8日から休館

2020年12月7日、韓国・文化体育観光部は、12月6日の中央災難安全対策本部が発表した、ソウル首都圏の「社会的距離を置く」措置の強化にともない、ソウル特別市所在の文化体育観光部所管の図書館・博物館・美術館等を12月8日から12日18日まで休館とすると発表しています。

中央災難安全対策本部の発表では、首都圏所在の国立・公立設置の室内文化施設は収容率30%の制限下で運営可能であるものの、ソウル市域の防疫状況が厳しいことを鑑み、同部において休館を決定したものです。

対象は、国立中央博物館、国立民俗博物館、大韓民国歴史博物館、国立ハングル博物館、国立現代美術館(ソウル・徳寿宮)、国立中央図書館(本館・子ども青少年図書館)、国立障害者図書館の9機関です。

また、国立中央劇場・国立国楽院といった8機関での公演や、国立劇団等7つの国立芸術団体の公演も中止されます。

12月19日以降については、首都圏の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に応じて決定する予定です。

ソウル市外の国立の文化芸術施設については、社会的距離を置く措置の段階別運営指針を遵守し引き続き開館中ですが、国立晋州博物館・国立全州博物館は、地方公共団体の行政命令に従って臨時休館しています。

서울시 소재 국립문화예술시설 12월 8일부터 휴관 조치(ソウル市所在国立文化芸術施設12月8日から休館措置)(文化体育観光部,2020/12/7)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=18511

국립중앙도서관 잠정 휴관 안내(国立中央図書館暫定休館案内)(NLK,2020/12/7)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50601000000.do?schM=view&id=37688&schBcid=normal0202

参考:
韓国国会図書館(NAL)、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした「社会的距離の確保」のレベル引き上げにともない、2020年11月24日から再度休館:韓国国立中央図書館(NLK)は予約数を調整
Posted 2020年11月24日
https://current.ndl.go.jp/node/42590