2020年10月13日、東京大学駒場図書館(東京都目黒区)は、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業により、同館の所蔵する「狩野亨吉文書」のうち「第一高等学校関係文書」と「清国留学生関係文書」を公開したことを発表しました。
「狩野亨吉文書」は、旧制第一高等学校(一高)の校長や京都帝国大学の初代文科大学長などを歴任した狩野亨吉の遺蔵資料群で、主に校務文書・個人書簡・日記が含まれています。今回は、狩野が東京大学教養学部の前身である一高の校長を務めた1898年から1906年の校務文書を中心とする資料群が公開されています。
なお、同資料の公開は、東京大学大学院総合文化研究科の田村隆准教授を研究代表者とする科学研究費助成事業(基盤研究(C))「狩野亨吉文書の調査を中心とした近代日本の知的ネットワークに関する基礎研究」の成果に位置付けられています。
「狩野亨吉文書」のうち「第一高等学校関係文書」「清国留学生関係文書」を公開しました(東京大学駒場図書館,2020/10/13)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/komaba/news/20201013
東京大学駒場図書館所蔵狩野亨吉文書:第一高等学校関係文書・清国留学生関係文書
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/kanok/page/home
狩野亨吉文書の調査を中心とした近代日本の知的ネットワークに関する基礎研究(KAKEN)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K02408/
参考:
東京大学総合文化研究科・教養学部駒場博物館が、駒場図書館が所蔵する狩野文書を用いて「教育者・蒐書家・鑑定人 狩野亨吉 生誕150周年記念展」を開催(10/17-12/6)
Posted 2015年10月15日
https://current.ndl.go.jp/node/29652
東北大学附属図書館、同館が所蔵する「狩野文庫」のデジタル化画像の公開を開始:第一弾として「新日本古典籍総合データベース」上に232点を公開
Posted 2020年10月5日
https://current.ndl.go.jp/node/42171