2020年10月8日、デジタルコレクションのウェブ公開用オープンソースソフトウェアOmekaは、機関向けシステム“Omeka S”のバージョン3.0.0公開を発表しました。
Omekaはお知らせの中で、Omeka Sバージョン3.0.0の主要な更新点を2点紹介しています。1つ目の更新点には、登録するアイテムと公開用サイトの関連付けの見直しを挙げ、ユーザーがサイトを横断検索可能になったことなどを説明しています。管理者は設定により、検索対象となる公開用サイトの範囲を調整することも可能です。2つ目の更新点には、コア部分及びモジュールのコードを全面的に見直し、Webアプリケーションフレームワークを“Laminas Project”に移行したことを挙げています。このため、コアソフトウェアをバージョン3.0.0へアップデートする場合には、モジュールとテーマも全て同バージョンと互換性のあるものへアップデートする必要があります。
Omekaは、米国ジョージ・メイソン大学のロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター(RRCHNM)が開発するデジタルコレクションのウェブ公開用オープンソースソフトウェアです。
News(Omeka)
https://omeka.org/news/
※“OCTOBER 8, 2020”欄に“Omeka S v3.0.0 Released”とあります。
Omeka S v3.0.0 Released(Omeka)
https://omeka.org/news/2020/10/08/omeka-s-v3-released/
参考:
E2094 – Omeka Sを活用した東京大学文書館デジタル・アーカイブの公開
カレントアウェアネス-E No.361 2019.01.17
https://current.ndl.go.jp/e2094
博物館コレクションのウェブ展示用オープンソースソフト“Omeka”、ソースコードを公開
Posted 2008年3月10日
https://current.ndl.go.jp/node/7414
研究者、図書館、博物館、文書館向けのウェブ出版用オープンソースソフト“Omeka”が正式リリース
Posted 2009年6月9日
https://current.ndl.go.jp/node/13156
クラウドでコレクションを公開・管理する“Omeka.net”ベータ版が発表される
Posted 2010年10月29日
https://current.ndl.go.jp/node/17029
デジタルコレクションのウェブ公開用オープンソースソフトウェア“Omeka S”のバージョン2がリリース
Posted 2019年8月20日
https://current.ndl.go.jp/node/38829