ヨーロッパにおける子どものインターネット利用傾向

新しいメディアや関連技術と教育への影響について調査研究を行っているベルギーのMEDIAPPRO社は、2005年1月から2006年6月にかけて、ヨーロッパにおける子どものインターネット利用の傾向に関する調査を行いましたが、このほど調査結果を報告書”Appropriation des nouveaux médias par les jeunes: une enquête européenne en éducation aux médias”にまとめ、発表しました。

この調査は、ヨーロッパ9か国(ベルギー、デンマーク、エストニア、フランス、ギリシャ、イタリア、ポーランド、ポルトガル、英国)とカナダ・ケベック州の12〜18歳の子ども9,000人を対象に行われたもので、
・回答者の94%は既にインターネットの利用経験があり、特に調べものの手段としての利用やインスタントメッセンジャーの利用が多い
・その一方、学校で週複数回インターネットを利用している子どもは回答者の約26%、特にイタリア、ベルギー、フランスが少ない(それぞれ7%、9%、10%)
などの結果が報告されています。

また、報告書をとりまとめたフランスの情報メディア・教育連絡センター(CLEMI)によるフランスの現状報告もあります。

Appropriation des nouveaux médias par les jeunes: une enquête européenne en éducation aux médias
http://www.clemi.org/international/mediappro/Mediappro_b.pdf
L’Ecole et l’Internet
http://urfistinfo.blogs.com/urfist_info/2006/07/lecole_et_linte.html