「貸し出し重視」の図書館長を解雇した米国ジョージア州グィネット郡の図書館委員会が、今度はスペイン語の小説の購入を中止させました。「すべての言語グループに対し、読書の楽しみを提供できない」という理由によるものです。この決定により、予定していた3千ドル(約35万円)分のスペイン語小説の購入が取りやめになりましたが、小説以外のスペイン語資料については別途、1万2千ドル(約140万円)の予算を割り当てているそうです。
なお、図書館委員会はさらに、自動貸し出しシステムの標準設定を英語とし、英語とスペイン語の選択機能を削除するよう求めることを検討しているとのことです。
ちなみに、この決定は、図書館委員会5名のうち、図書館長支持派の1名が不在の場で行われました。この委員は、このような措置に激しく反発しています。
Gwinnett Board Curbs Spanish-Language Fiction – American Libraries online
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2006abc/june2006ab/gwinnettspanish.htm