2020年7月6日、米国情報標準化機構(NISO)が、推奨指針“NISO RP-30-2020, Manuscript Exchange Common Approach (MECA) Recommended Practice”を公表しました。
リジェクトされた原稿の再投稿・再査読に費やされる時間を短縮化することを目的とした、論文投稿システム内、および、論文投稿システム間での原稿転送に関するオープンプロトコル策定のため、共通語彙に加え、転送されるコンテンツの送信・識別・パッケージ化についての推奨事項を定めたものです。
推奨事項では、投稿システム間、プレプリントと論文投稿システム間、オーサリングシステムと論文投稿システム間、論文のアクセプト後の処理システムと論文投稿システム間の原稿や査読の転送が対象とされています。
Now Published: Manuscript Exchange Common Approach Recommendations(NISO,2020/7/6)
https://www.niso.org/niso-io/2020/07/now-published-manuscript-exchange-common-approach-recommendations
NISO RP-30-2020, Manuscript Exchange Common Approach (MECA)(NISO)
https://www.niso.org/publications/rp-30-2020-meca
https://groups.niso.org/apps/group_public/download.php/23902/NISO_RP-30-2020_Manuscript_Exchange_Common_Approach_MECA.pdf
※二つ目のリンクが推奨指針本文です[PDF:34ページ]
参考:
米国情報標準化機構(NISO)、異なる論文投稿システム間等での原稿転送を容易化する推奨指針策定のためのプロジェクトを開始
Posted 2018年5月10日
https://current.ndl.go.jp/node/35973