大日本印刷株式会社、文章のレイアウト変換により読みやすさを高める技術「読書アシスト」の実証実験を実施中:変換表示した小説作品を閲覧できるコーナーも開設

2020年7月10日、大日本印刷株式会社(DNP)は、日本ユニシス株式会社と共同で、目線の動きを誘導するようなレイアウトに変換することで文章の読みやすさを高める技術「読書アシスト」の実証実験を行うことを発表しました。

「読書アシスト」を適用したレイアウトにより、一般的には400~600字程度である1分間に読める文字数を、特別な速読の訓練を経ずとも最大で1,000文字程度まで向上させることができるとしています。

今回の実証実験は2020年7月10日から9月30日にかけて行われ、その間、「読書アシスト」を体験できる専用ウェブサイトと、レイアウト表示に必要なプラグインソフトウェアが無償利用可能となっています。専用ウェブサイト上には、変換表示した小説作品を閲覧できるコーナーも開設されています。

発表によれば、実証実験を通じ読みやすさに関する利用者の声を集め、今後の商品化や機能拡張に活用するとしています。

文章のレイアウトで読みやすさを高める技術「読書アシスト」を期間限定で無償公開(DNP, 2020/7/10)
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158391_1587.html

読書アシスト
https://read-assist-dxn.web.app/

参考:
大日本印刷、エー・アンド・ユー、新建築社の3社がAIを活用した雑誌誌面レイアウトの自動生成技術を共同開発
Posted 2019年7月16日
https://current.ndl.go.jp/node/38597