saveMLAK、呼びかけ「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」を公開

2020年5月25日、saveMLAKが、呼びかけ「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」を公開していました。

呼びかけの中では、博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)が、情報・知識を提供する知的インフラという役割を果たしていくための課題と可能性を検討するための論点が整理されています。

災害時に、MLAK機関は、利用者やサービス提供者の安心と安全のため休館を余儀なくされていますが、研究活動の停滞や科学政策への影響、将来世代の人生への影響、市民の知的インフラの欠如といった課題が出ていると指摘しています。また、これらの課題を解決するために、安全な来館利用の再開、デジタル化・オープンアクセス化の推進による非来館利用の促進、来館・非来館の2分法を超えた実空間と情報空間の融合といった、3つの観点からの議論と行動が必要であるとされています。

2020年7月3日現在、呼びかけに賛同する署名の募集が行われています。

[呼びかけ]「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」(saveMLAK, 2020/5/25)
https://savemlak.jp/wiki/%E3%80%8C%E7%81%BD%E5%AE%B3%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%80%8E%E3%81%97%E3%81%AA%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AA%E5%BC%B7%E3%81%95%E3%80%8F%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4MLAK%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%80%8D

参考:
saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/20)」の結果を発表
Posted 2020年6月24日
https://current.ndl.go.jp/node/41318

新型コロナウイルス感染症による都道府県立図書館・政令指定都市立図書館・国立国会図書館への影響(第11報)
Posted 2020年6月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41156

新型コロナウイルス感染症による市区町村立図書館への影響:都道府県立図書館が情報提供を実施中
Posted 2020年3月2日
https://current.ndl.go.jp/node/40380