国立教育政策研究所教育図書館、「資料遠隔提供サービス」の試行運用を開始

2020年7月1日、国立教育政策研究所教育図書館が、同館の所蔵資料を自宅または所属図書館・近隣図書館で利用できる「資料遠隔提供サービス」の試行運用の開始を発表しました。

同館以外で入手困難であり、発行年が1967年以前の資料のうち、所定の条件を満たす資料は、オンラインで全文の画像を無料で提供する「デジタル提供」の対象となります。発行年が1968年以降の資料であれば、図書の閲覧を希望する場合は、所属または近隣の公共図書館へ同館資料を郵送する「図書館への郵送貸出」、複写箇所が特定できる場合は「文献複写郵送」を利用できます。「図書館への郵送貸出」は郵送料、「文献複写郵送」は複写代金と送料が必要です。

ニュース(国立教育政策研究所教育図書館)
https://www.nier.go.jp/library/index.html
※2020年7月1日付で「資料遠隔提供サービス」に関するお知らせが掲載されています。

資料遠隔提供サービス【試行運用中】(国立教育政策研究所教育図書館)
https://www.nier.go.jp/library/remote.html

参考:
関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、関西大学総合図書館所蔵資料のなかから関西大学デジタルアーカイブ上で追加公開を希望する資料を募集
Posted 2019年12月17日
https://current.ndl.go.jp/node/39754

CA1897 – 公共図書館における郵送・宅配サービスの動向 / 中山愛理
カレントアウェアネス No.332 2017年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1897