国際図書館連盟(IFLA)、会長・事務局長名で人種差別を非難する声明を発表

2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)が、米・ミネソタ州ミネアポリスの警察署内で発生した警察官の行為による黒人男性フロイド(George Floyd)氏の死亡事故等をうけ、会長・事務局長名で人種差別を非難する声明を発表しています。

声明では、あらゆる形態の人種差別を、人権、及び、積極的な包摂により個人・コミュニティーの生活を向上させるという情報専門職として価値観、双方に根本的に反するものとして非難するとしています。

そして、米国図書館協会(ALA)やオーストラリア図書館協会(ALIA)等の仲間とともに、図書館内外で人種差別の対象となっている人々と連携するとし、全ての人にとってより良い社会となるために図書館情報サービスを推進していくとしています。

Statement by the IFLA President and Secretary-General: Racism Has No Place in the Society Libraries are Working to Build(IFLA,2020/6/5)
https://www.ifla.org/node/93126

参考:
オーストラリア図書館協会(ALIA)、人種差別・人種に基づく暴力を非難する声明を発表
Posted 2020年6月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41154

米国図書館協会(ALA)黒人コーカス、「黒人及び有色人種への暴力と差別の増大に対する非難声明」を発表
Posted 2020年6月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41124