国際博物館会議(ICOM)、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下の博物館・美術館およびその職員に関する報告書を公開

2020年5月26日、国際博物館会議(ICOM)が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下の博物館・美術館およびその職員等に関する調査の報告書“Museums, museum professionals and COVID-19”を公開したと発表しました。

同調査は、2020年4月7日から5月7日にかけて実施され、107か国の博物館・美術館とその職員等からおよそ1,600件の回答がありました。報告書では、博物館・美術館とその職員の現在の状況、予想される経済的影響、デジタルサービスに関する活動やコミュニケーション、博物館・美術館のセキュリティと所蔵品の保全、フリーランスの専門家やコンサルタントという5つのテーマに関してまとめられています。

また、発表の中では、関係する報告としてユネスコ(UNESCO)が実施した新型コロナウイルス感染症の感染拡大による世界の博物館・美術館への影響に関する報告書“Report on Museums Around the World in the Face of COVID-19”についても触れられています。

Museums, museum professionals and COVID-19: ICOM and UNESCO release their full reports(ICOM, 2020/5/26)
https://icom.museum/en/news/museums-museum-professionals-and-covid-19-survey-results/

Museums, museum professionals and COVID-19(ICOM)[PDF:22ページ]
https://icom.museum/wp-content/uploads/2020/05/Report-Museums-and-COVID-19.pdf

関連:
Launch of UNESCO Report on museums around the world in the face of COVID-19(UNESCO, 2020/5/27)
https://en.unesco.org/news/launch-unesco-report-museums-around-world-face-covid-19

Museums around the world in the face of COVID-19(UNESDOC)[PDF:31ページ]
https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000373530

参考:
欧州博物館組織ネットワーク(NEMO)、新型コロナウイルス感染症の流行により欧州の博物館・美術館が受けた影響とその対応に関する最終調査結果を公表
Posted 2020年5月28日
https://current.ndl.go.jp/node/41065