2020年4月1日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休館やサービス削減等により収入が減少している図書館職員を対象とした救援基金の設立を発表しました。
ALIAでは1万豪ドルを拠出する予定としており、家賃・保険・食料品といった必需品の用途のために、会員1人あたり最高500豪ドルまで請求できるとしています。ALIAの個人会員となって最低12か月以上の図書館職員が対象ですが、特に影響を受けている臨時職員を支援することが意図されています。
より多くの会員を支援するために、ALIAでは、同基金への寄付も呼び掛けています。
@ALIANational(Twitter, 2020/4/1)
https://twitter.com/ALIANational/status/1245231149720276992
ALIA COVID-19 Relief Fund(ALIA)
https://www.alia.org.au/alia-covid-19-relief-fund
参考:
韓国図書館協会、新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ意見書を公表:安全を保証しないままで図書館サービスを強制しないこと、非正規雇用職員・中止となったイベント講師への補償、オンラインサービス拡大のための施策等を要求
Posted 2020年3月25日
https://current.ndl.go.jp/node/40592
米国図書館協会(ALA)の理事会、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、図書館の閉鎖を勧告
Posted 2020年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/40526
※記事タイトル及び本文の一部を修正しました(2020/5/28)