韓国科学技術情報研究院(KISTI)、国家オープンアクセスプラットフォームKOARを公開:研究者のOAコンテンツの利用・出版・公開等を支援

2020年3月25日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)が、国内の研究者が、オープンアクセス(OA)の研究成果を、自由に利用し、出版・公開し、モニタリングすることを支援するプラットフォームKOAR(Korea Open Access platform for Researchers)の公開を発表しました。

OA2020やPlan Sといった世界的な流れに賛同し、国内研究者の学術情報への自由なアクセス・活用、普及を支援することを目的に構築されたもので、全世界の2,100万点のOA論文の検索と利用が可能なポータル機能、研究者や学会などからセルフアーカイブできるリポジトリ機能、ハゲタカジャーナル等の質の良くない学術誌を確認できる「健全学術活動支援システム(R&D AID)」等といった機能が提供されています。

また、OA論文を識別できるインターネットブラウザの拡張機能や、オンラインでの共同執筆を支援するためのプラグイン機能を、2020年度の上半期中に公開する計画であるとしています。

오픈액세스 논문 검색, 출판, 공개, 모니터링을 한 곳에서(オープンアクセス論文検索・出版・公開・モニタリングを1か所で)(KISTI, 2020/3/25)
https://www.kisti.re.kr/promote/post/news/4858?t=1585794819953

KOAR
https://koar.kr

参考:
韓国科学技術情報研究院(KISTI)、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表
Posted 2018年12月27日
https://current.ndl.go.jp/node/37297

韓国科学技術情報研究院、韓国初のDOI登録機関として認定 世界で10機関目
Posted 2016年3月10日
http://current.ndl.go.jp/node/30973

※タイトルを修正しました(2020/4/2)
※タイトルを修正しました(2021/8/2)