2020年3月16日、ドイツ医学中央図書館(Zentralbibliothek der Medizin:ZB MED)は、新型コロナウイルス感染症拡大へ対応した研究支援としてウイルス学及び関連分野に関する特別サービスを提供していることを発表しました。
ZB MEDは、生物情報学データ分析・テキストマイニング・データの視覚化・FAIR原則に準拠した研究データ管理・情報サービスのホスティング等へのサービス提供が可能であり、データのアクセス性や引用の度合いを高めたい場合、大規模データセットを分析したい場合、双方向的なデータの視覚化が必要な場合などには、それぞれ対応可能である、としています。
ZB MEDはデータの集約・再利用に関するサービス提供も可能であるとしており、関連する最初のサービスとして、同館のウェブサイト上で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のウイルス分離株の塩基配列データを視覚化したゲノムブラウザを提供しています。
COVID-19 pandemic: ZB MED establishes special services to support research(ZB MED,2020/3/16)
https://www.zbmed.de/en/about/press/latest-news/article/covid-19-pandemic-zb-med-establishes-special-services-to-support-research/
Genome browser(ZB MED)
https://covid-19.zbmed.de/
参考:
米国国立医学図書館(NLM)、同館のオンラインサービスにより「新型コロナウイルス」関連情報の提供を実施:塩基配列データハブ、関連文献の書誌情報一覧、一般向け情報の提供やMeSH補足用語への追加等
Posted 2020年2月4日
https://current.ndl.go.jp/node/40147