2020年3月26日、滋賀県が、2020年4月1日に「滋賀県公文書等の管理に関する条例」を施行すること、同日より滋賀県立公文書館が開館することを発表しました。
「滋賀県公文書等の管理に関する条例」は、意思決定に至るまでの過程を含めた公文書の作成義務や、歴史資料として重要な公文書(歴史公文書)永久保存の仕組みを整えたものです。2020年4月1日に滋賀県庁新館3階に開館する滋賀県立公文書館では、「県民共有の知的資源」として歴史公文書等を閲覧することが可能になります。
滋賀県立公文書館では、2020年6月25日まで開館後初の本展示として、県の公文書管理の歴史を振り返る「公文書管理の源流を探る―大正期の文書事務改革―」が実施されます。複製を含む滋賀県歴史公文書等26点の展示によって、大正期の文書事務改革をはじめ、県の公文書がどのような経緯を経て、現在まで受け継がれてきたのかを紹介する内容です。
公文書館開館記念展「公文書管理の源流を探る」の開催について(滋賀県,2020/3/26)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/event/310957.html
展示図録 公文書管理の源流を探る [PDF:4MB](滋賀県)
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5167085.pdf
滋賀県公文書等の管理に関する条例(滋賀県)
https://www.pref.shiga.lg.jp/site/jourei/reiki_int/reiki_honbun/k001RG00001655.html
参考:
滋賀県が「歴史的文書」の件名目録をホームページで公開
Posted 2014年10月27日
https://current.ndl.go.jp/node/27304
東京都公文書館、2020年4月1日、国分寺市内に移転オープン:展示室の設置やデジタルアーカイブサービスの開始等
Posted 2020年3月16日
https://current.ndl.go.jp/node/40510