2020年3月29日、奈良文化財研究所が、「史的文字データベース連携検索システム(実証試験版)」 を公開しました。
東アジアや世界での木簡・文字資料の研究、特に史的文字に関する研究資源についてのデータベース連携ポータルサイトであり、奈良文化財研究所が運営しています。
各機関の独自性を尊重した対等な連携検索、IIIFに準拠した枠組み、オープンデータ化も含めた利便性の向上の3点が同サイトの特徴としてあげられており、国内外の複数機関が所蔵・管理する史的文字について、数千年におよぶ200万件もの高精細な文字画像を、横断的に検索することができるとしています。
現在参加している機関(奈良文化財研究所(木簡庫)、東京大学史料編纂所(電子くずし字字典データベース)、国文学研究資料館(国文研字形検索β)、国立国語研究所、京都大学人文科学研究所、中央研究院歴史語言研究所・数位文化中心(簡牘字典―史語所蔵居延漢簡資料庫))以外にも、さらなる参加を広く呼びかけていくとしています。
@nabunken(Facebook, 2020/3/29)
https://www.facebook.com/nabunken/posts/1605950092861984
史的文字データベース連携検索システム
https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/
参考:
奈良文化財研究所、木簡に関する情報を検索するシステム「木簡庫」(MOKKAN-KO)を公開
Posted 2018年3月26日
https://current.ndl.go.jp/node/35714
東京大学史料編纂所、電子くずし字字典データベースに文字推定検索機能を追加
Posted 2018年4月9日
https://current.ndl.go.jp/node/35809