東京大学附属図書館、明治期に東京府第一中学校の生徒らが発行した手書きの回覧雑誌『博物之友』をデジタル化しオンラインで公開

2020年3月17日、東京大学附属図書館の柏図書館は、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として、明治期に東京府第一中学校の生徒らが発行した手書きの回覧雑誌『博物之友』をデジタル化し、オンラインで公開したことを発表しました。

同誌の編集には、当時生徒であった市河三喜氏(後に英文学者)、東条操氏(後に国語学者)が携わり、明治33年5月発行の創刊第1巻第1号から、明治34年5月発行の終巻第2巻第8号まで、全8号が発行されました。

一部の記事は、著作権保護期間や著作権継承者の情報が得られていないことから非公開となっています。この点に関連して、今回の公開に係るお知らせ上には、著者の没年や著作権継承者に関する情報提供のお願いも掲載されています。

市河三喜、東条操などによる手書きの回覧雑誌『博物之友』をデジタル化し、ウェブ上で公開(東京大学附属図書館, 2020/3/17)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/kashiwa/news/20200317

東京大学柏図書館所蔵 博物之友
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/hakubutsunotomo/page/home

参考:
第3回東京大学学術資産アーカイブ化推進室主催セミナー「東京大学デジタル万華鏡 ~デジタルアーカイブズ構築事業の成果紹介とこれからの活用を考える~」の配布資料が公開
Posted 2019年12月18日
https://current.ndl.go.jp/node/39773