島根大学附属図書館デジタルアーカイブ、認証コンテンツを搭載:デジタル化資料の翻刻支援機能も実装

2020年3月17日、島根大学附属図書館が、3月10日から島根大学附属図書館デジタルアーカイブに認証コンテンツを搭載したと発表しています。

一般公開になじまない資料を、ID・パスワードによる認証を経て利用できるようにしたもので、今回、同館所蔵の大森文庫のうち、診療録や日記など一般への公開になじまないと判断される資料83点を搭載したものです。

学内の教員は、別途申請することで、ID・パスワードによる認証を経て、研究対象とする特定の認証コンテンツを閲覧することが可能です。学内の教員以外については、閲覧許可申請書を提出し、決裁後に、同館内の専用端末でのみ閲覧可能です。

また、同時付で、デジタル化資料の翻刻を支援する機能も実装したとしています。学内の研究グループが対象で、画像を表示しながら翻刻文を入力・保存できるほか、授業での利用を想定し、教員アカウント(校閲者)と学生アカウント(翻刻者)に分けて権限を設定できる機能があると説明されています。

デジタルアーカイブに認証コンテンツを搭載しました(島根大学附属図書館, 2020/3/17)
https://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/2020031000013/

島根大学附属図書館デジタル・アーカイブ
https://da.lib.shimane-u.ac.jp/content/ja

参考:
島根大学附属図書館、デジタルアーカイブをリニューアル:IIIFに対応
Posted 2018年1月31日
https://current.ndl.go.jp/node/35400

E2221 – 島根大学附属図書館デジタルアーカイブのライセンスの改定
カレントアウェアネス-E No.384 2020.01.30
https://current.ndl.go.jp/e2221