2020年3月10日、Internet Archive(IA)は、博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの追加の助成金を得て、地域の歴史のウェブアーカイブ構築のための公共図書館を対象とした継続教育プログラム“Community Webs”を継続すると発表しました。
同プログラムはウェブ上で公開された歴史的価値がある資料のコレクションを構築する能力を身につけるための研修やインフラを提供するもので、2017年にIMLSからの2年間の助成金とIAの内部資金を用いて、16州の28館を対象に開始されました。
この間、ニューヨーク公共図書館(NYPL)ションバーグ黒人文化研究センターによる“#HashtagSyllabusMovement”、バーミンガム公共図書館による“LGBTQ in Alabama”、ワシントンD.C.公共図書館の特殊コレクション部門による“D.C. Punk (Web) Archive”、ソノマ群公共図書館による“North Bay Fires, 2017”、アセンズ地域図書館機構による“Food Culture”、グランドラピッズ公共図書館による“Movimiento Cosecha Grand Rapids ”といったコレクションが、IAのウェブアーカイブコレクション構築サービス“Archive-It”を用いて作成されています。
IMLSから追加の助成金を獲得するとともに、文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteとも協働し、プログラムの評価・拡張・戦略計画の策定を行なうとしています。
“Community Webs” Receives Additional Funding to Further Public Library Local History Web Collecting(IA, 2020/3/10)
http://blog.archive.org/2020/03/10/community-webs-receives-additional-funding-to-further-public-library-local-history-web-collecting/
Community Webs
https://communitywebs.archive-it.org/
Participants(Community Webs)
https://communitywebs.archive-it.org/participants.html
※参加館が構築したコレクションのリスト
参考:
Internet Archive、公共図書館による地域の歴史のウェブアーカイブ構築を目的とした継続教育プログラム“Community Webs”を実施
Posted 2017年7月19日
https://current.ndl.go.jp/node/34387