2020年3月11日、韓国・文化体育観光部が、「2019年国民読書実態調査」の結果を発表しました。
隔年で行なわれている調査で、2019年12月中旬から2020年1月末までの期間において、満19歳以上の成人6,000人及び小学校4年生以上の児童・生徒3,000人を対象に全国規模で実施されました。
プレスリリースでは、
・成人の紙の本の読書率・読書量が減少した一方、電子書籍の読書率・読書量が小幅増
・紙、電子書籍をあわせた読書率・読書量は大学生・30代で小幅増。高齢者や小規模な都市では大幅に下落
・成人の読書が困難な理由で最も多かった回答が「本以外の他のコンテンツを利用している」
・読書を行なう成人の読書時間は2倍以上に増加
という結果の紹介や
・「読書指標」が平均以下の地方公共団体においては読書振興のための特別プログラムの開発
・メディア環境の変化と高齢化時代に対応した読書振興政策の推進
が必要であることが指摘されています。
독서생활에 종이책 비중 줄고 전자책 늘어(読書生活において紙媒体の比重が減少し、電子書籍が増加)(韓国・文化体育観光部, 2020/3/11)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=17864
参考:
E635 – 読書振興のための読書実態調査(韓国)
カレントアウェアネス-E No.104 2007.04.11
https://current.ndl.go.jp/e635
E2173 – 韓国,第3次読書文化振興基本計画(2019-2023)を発表
カレントアウェアネス-E No.375 2019.08.29
https://current.ndl.go.jp/e2173