米国国立標準技術研究所(NIST)、ケネディ大統領暗殺事件で使用された銃弾の3Dスキャンによる高精度のデジタル複製物を制作:2020年初頭にデータを米国国立公文書館(NARA)のウェブサイトで公開予定

2019年12月5日、米国国立標準技術研究所(NIST)は、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件で使用された銃弾について、3Dスキャンによる高精度のデジタル複製物を制作したことを発表しました。

同事件で使用された銃弾は、通常米国国立公文書館(NARA)で保管されていますが、細部まで忠実なデジタル複製物を制作するためにNISTへ移送されていました。多数のアクセス要求がある同銃弾について、オリジナルは温湿度の管理された保管庫で安全に保管しつつ、複製物を公開し広くアクセス可能とすることが、制作の背景として説明されています。

NARAは2020年初頭に、銃弾のデジタル複製物のデータを同館ウェブサイト上で公開する予定です。

Kennedy Assassination Bullets Preserved in Digital Form(NIST,2019/12/5)
https://www.nist.gov/news-events/news/2019/12/kennedy-assassination-bullets-preserved-digital-form

Preserving the Kennedy Assassination Bullets in Digital Form(NIST,2019/12/5)
https://www.nist.gov/featured-stories/preserving-kennedy-assassination-bullets-digital-form

The President John F. Kennedy Assassination Records Collection(NARA)
https://www.archives.gov/research/jfk

参考:
米国国立公文書館、これまで非公開・一部公開であったジョン・F・ケネディ大統領の暗殺関係記録をオンラインで公開
Posted 2017年7月25日
https://current.ndl.go.jp/node/34419

米国国立公文書館、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺に関連する2,891件の記録を公開
Posted 2017年10月27日
https://current.ndl.go.jp/node/34902