日本経済新聞 2006年5月23日付け近畿経済・京滋面(33頁)で、京都大学情報学研究科の田中克己教授らのグループが開発した検索エンジンが紹介されています。
記事およびプロジェクトのウェブサイトの情報によると、
(1)異なるメディア間の情報を横断的、網羅的に検索し、個々の情報の信用度や意味情報に基づき自動的に集約・統合するための基盤的ソフトウェア
(2)博物館、美術館等の画像・映像アーカイブやウェブ上の情報を目的に応じて横断検索するメタサーチエンジン
(3)画像や楽曲といった漠然とした印象から情報検索を可能にする検索エンジン
(4)さまざまなメタデータやオントロジー情報を用いた統合エンジン
(5)文化財コンテンツ統合のためのメタデータ構造の確立、およびこれを応用するためのソフトウエア
の開発を実施していて、開発者側は学校教育・生涯教育・eラーニング等への応用を期待しているとのことです。
システムの開発は、京都大学・慶應義塾大学・国立情報学研究所が共同で実施しており、すでに小学校での授業支援や実験事業も行われているようです。
異メディア・アーカイブの横断的検索・統合ソフトウェア開発 – Cross Media Meta Search
http://dl.kuis.kyoto-u.ac.jp/cc-society/index.html