【イベント】第15回人間文化研究情報資源共有化研究会「人文系研究データの生成と管理ー「可逆性」の実現のために」(1/25・東京)

2020年1月25日、東京都千代田区の日比谷図書文化館において、大学共同利用機関法人人間文化研究機構の総合情報発信センター主催により、第15回人間文化研究情報資源共有化研究会「人文系研究データの生成と管理ー「可逆性」の実現のために」が行われます。

研究不正の防止や次の研究を生み出す新たな研究資源とするため、近年研究データの保存が求められています。しかし、人文系の研究では、限られた研究者だけが閲覧可能な写本や、保管の難しい音声を一次資料とすることがあり、論文から一次資料に戻ることができる「可逆性」の実現が容易ではない場合がしばしばあります。こうしたことを背景に、人文系研究データ生成の際の問題点とはどのようなもので、どのように解決されるべきか、研究データによる「可逆性」の実現をテーマに議論を行う、という趣旨の下で開催されます。

参加は無料ですが、事前の申込が必要です。

当日のプログラムは以下のとおりです。

・あいさつ・趣旨説明
 大内英範氏(人間文化研究機構特任准教授)

・講演「人文系研究データのライフサイクルを考える」
 天野絵里子氏(京都大学・学術研究支援室リサーチ・アドミニストレーター)

・講演「日本古典文学研究における「可逆性」とは」
 佐々木孝浩氏(慶應義塾大学教授・附属研究所斯道文庫長)

・講演「話し言葉調査の「可逆性」」
 高田智和氏(国立国語研究所准教授)

・パネルディスカッション「人文系研究データの生成と管理」
 司会・関野樹氏(国際日本文化研究センター教授)

・閉会あいさつ
 永村眞氏(人間文化研究機構総合情報発信センター情報部門長)

第15回人間文化研究情報資源共有化研究会「人文系研究データの生成と管理ー「可逆性」の実現のために」(人間文化研究機構)
https://www.nihu.jp/ja/publication/source_rd
https://www.nihu.jp/sites/default/files/inline-files/NIHU_KR13.pdf
※二つ目のリンクはフライヤーです。[PDF:999KB]

参考:
【イベント】第38回人文機構シンポジウム 「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」(1/25・東京)
Posted 2019年12月3日
https://current.ndl.go.jp/node/39644

【イベント】人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築プログラムキックオフシンポジウム「データ基盤の整備による人文学・社会科学の振興ー人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築をめざして―」(7/1・東京)
Posted 2018年6月5日
https://current.ndl.go.jp/node/36103