2019年8月28日、SPARC Europeと英・Digital Curation Centre(DCC)が、欧州におけるオープンデータ・オープンサイエンス方針を分析した報告書の最新版として、“An Analysis of Open Science Policies in Europe v4”をリポジトリZenodoに公開しています。
SPARC EuropeとDCCは欧州のオープンデータ・オープンサイエンス方針に関する報告書を2017年3月、2017年5月、2018年12月にも公開しており、今回の報告書は一連の調査結果の第4版にあたります。
調査対象国はEU加盟国28か国、及びアイスランド、ノルウェー、セルビア、スイスで、公開された報告書は2018年11月から2019年7月の期間に確認された変化を反映しています。
前版以降の主な更新点として次のようなことが紹介されています。
・オーストリア・チェコ・フィンランド・ノルウェーにおいて新しいオープンデータ・オープンサイエンスに関する方針が導入されたこと
・ブルガリア・デンマーク・ポルトガル・アイルランド・ルーマニア・スロバキア等のいくつかの調査国で、オープンデータ・オープンサイエンスに関する国レベルの活動やアプローチが見られること
・オーストリア・デンマーク・フィンランド・アイルランド・スウェーデン等では、FAIRなデータに関してより強く焦点化し義務化を意図した戦略文書が作成されていること
@SPARC_EU(Twitter,2019/9/2)
https://twitter.com/SPARC_EU/status/1168428851053154304
An Analysis of Open Science Policies in Europe v4(Zenodo,2019/8/28)
https://doi.org/10.5281/zenodo.3379705
参考:
SPARC Europeと英・Digital Curation Centre、欧州のオープンデータ・オープンサイエンス方針に関する新たな報告書“An Analysis of Open Data and Open Science Policies in Europe v3, November 2018”を公開
Posted 2018年12月28日
http://current.ndl.go.jp/node/37311
SPARC Europeと英・Digital Curation Centre、欧州のオープンデータ・オープンサイエンス方針に関する新たな報告書を公開
Posted 2017年6月6日
http://current.ndl.go.jp/node/34111
SPARC Europeと英・Digital Curation Centre、欧州のオープンデータ・オープンサイエンスに関する方針をまとめた報告書を公開
Posted 2017年3月24日
http://current.ndl.go.jp/node/33710